【日本ハム】大谷、高卒2年目異例のVIPキャンプ!
日本ハムの大谷翔平投手(20)が、29日から沖縄・国頭で行われる秋季キャンプで「侍キャンプ」を行うことが21日、分かった。大谷の練習メニューについて、厚沢投手コーチは「来季に向けた課題の克服より、侍(ジャパン)に向けて、万全の状態で臨めるような調整が優先になる」と明言。高卒2年目では異例の“VIP待遇”で、メジャー斬りへ牙を研ぐ。
本来、秋季キャンプでは、オフの間にいかに技術、体力を向上させるかを見定めるため、練習時間を費やす。だが、2週間後にメジャーに挑む右腕にとって、コンディションを整えることが先決。大谷も「やることは変わらない」とシーズン中と同様の練習をこなし、ベストの状態で臨む意向だ。
初めて挑んだCSでは、11日の第1S初戦で開幕投手として6回3失点でCS初勝利。19日の最終S5戦目では7回4失点と粘投し、勝利を呼び込んだ。「経験できたことが大きい。いいところも反省もあったので、それを次に生かしていけたら」と経験を飛躍につなげる。
3年目の方向性も固まった。この日、栗山監督が来季も投打「二刀流」を継続する方針を明かした。今季、大谷はチーム最多の11勝を挙げ、10本塁打を放ったが、指揮官は「次は投手のことがちゃんとできたら」と引き続き、投手の役割を軸に育成する意向。入団以来、外出する際には報告を義務づけてきたが、21歳になる来季も、外出制限が課される。栗山監督は「大人扱いは絶対にしない。結果は出始めているが、文句を言う人がいないといけない」と私生活にも目を光らせる。
この日の大谷は福岡から空路で新千歳へ移動。早ければ22日から千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを再開する。「自分の投球ができるようにしたい」と背番号11。温暖な地で力を蓄え、強打者に挑む。(後藤 亮太)
http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20141022-OHT1T50023.html
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