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2014年10月25日

急増するスポーツ留学:実情は? 費用と語学力が高い壁

 テニスの錦織圭選手の活躍で、一気に「スポーツ留学」への関心が高まっている。海外に武者修行に出て、一流を目指す若い選手は増えているのか。その実情を探った。【田村彰子】

急増するスポーツ留学:実情は? 費用と語学力が高い壁

 錦織選手が13歳から留学した米フロリダ州の寄宿制選手養成学校「IMGアカデミー」。その正規代理店「アスリートブランドジャパン」の社長、根本真吾さんは「スポーツ留学をしている日本人は、ビザを必要とする長期留学だけで3桁に乗っているのでは」と話す。競技としてはテニスの他、サッカー、ゴルフなどが多い。留学先は米国や豪州、ヨーロッパが中心。同社がIMGに送り出した留学生は一昨年ぐらいから増え始め、数週間のキャンプなどの短期留学では全競技で2012年度は88人だったが、13年度は短期120人、長期も26人に上り、今年度はさらに上回るペースで増えている。特にテニス留学は、錦織選手の活躍につれ問い合わせが増えてきた。


 スポーツ留学では錦織選手以外にも、ゴルフの宮里美香選手や、サッカーでは小学校4年生でスペインの名門チーム・バルセロナの下部組織に入団した久保建英(たけふさ)選手らが知られている。


 ゴルフやサッカーなどのスポーツ留学をあっせんするウインテック留学センター(東京都新宿区)の関賢治部長は「海外を拠点にする選手の活躍で、そのスポーツの本場でプレーする方がいいと考える人が増えてきている」と話す。特に米国では、大学でスポーツを続けようとすると一般教科の成績も厳しく求められるため、高校時代から英語力はもちろん、一般学力をつける必要がある。IMGや米サウスカロライナ州の有名ゴルフスクール「IJGA」でも施設内に正規の学校があり、勉強に力を入れる。そのため「日本にいるよりスポーツだけにならない」と送り出す親も多いという。


 しかし、費用負担は決して小さくない。IMGの場合、年間700万〜800万円。普通のサラリーマン家庭では難しく、親の職業は「会社社長などが多い」(関さん)らしい。錦織選手は、盛田正明・日本テニス協会名誉会長が創設したファンドが支援した。


 実際に留学しても生活習慣や文化の違いになじめなかったり、仲間の夜遊びに巻き込まれたりして途中で帰国する選手も。豪州でテニス留学者のサポートをしている大谷(おおがい)敦さんは「現地で通訳や生活面の指導をしてくれる人がいるか、きちんとチェックした方がいい」とする。コーチのアドバイスを理解するためには、語学力が欠かせない。「言葉が理解できないと、コーチもただボールを打たせるだけになって細かな技術や戦術を教えることはできない。自己管理ができず、ついつい遊んでしまう子もいる」と話す。


 根本さんは「政府の留学キャンペーンの後押しもあって、スポーツをきっかけに海外の空気に触れられればいいなという学生たちは、確かに増えている」と解説する。短期留学が増えていく中で「もっと海外でやりたい」と、親を説得して長期留学する選手もいるという。「これからは一般社会でもグローバル化が進む。もし競技生活を断念することになっても、海外でそのまま勉強が続けられたり、日本の学校に編入できるようになったりすれば、もっとチャレンジしやすくなるのではないか」と予想する。

http://mainichi.jp/sports/news/20140922k0000e050183000c.html

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Posted by 沖縄ジュニア at 11:30│Comments(0)その他
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