てぃーだブログ › 沖縄ジュニアスポーツ試合結果 › 西原3年ぶりV 男子は興南 高校バスケ

2011年09月12日

西原3年ぶりV 男子は興南 高校バスケ

 バスケットボールの第54回全沖縄高校選手権大会(主催・県バスケットボール協会、共催・沖縄タイムス社)最終日は11日、県総合運動公園体育館で男女決勝を行った。

 男子は興南が小禄を88―40で破り2年連続6度目の優勝を果たした。興南は4点リードで迎えた第2Q、小禄を5点に抑えながら20得点を挙げて一気に突き放した。

 女子は西原が糸満を69―60で下し、3年ぶり5度目の優勝を飾った。

 西原は第1Qで9点のリードを許したが、第2Qで逆転すると、その後も着実に加点して糸満を振り切った。

 男女優勝校は、12月に東京で開催予定の第42回全国高校選抜優勝大会(ウインターカップ)へ出場する。

西原3年ぶりV 男子は興南 高校バスケ





















女子決勝 西原-糸満 第2Q、ゴール下に切れ込む西原の東江美伽=県総合運動公園体育館(下地広也撮影)

ヒロイン]
2Q逆転 糸満振り切る

 西原が県高校総体に続き、女王の座に就いた。

 序盤は「もともと弱い」(稲嶺カレン主将)という糸満のゾーンに苦しみ、開始4分で8点のリードを許した。ここで渡慶次茂監督がタイムアウト。ゾーンで応戦して糸満の足を止めると、東江美伽の3点弾などでリズムをつかんで一進一退の展開に持ち込んだ。

 第2Q、北谷中で全国を制した川上麻莉亜、川上美嬉の2年生コンビが内外から決めて逆転。糸満の得点源の仲間暁星に計4本の3点弾を許すも、序盤苦しんだドライブをチームディフェンスで食い止めた。最後は川上美が「回ってきたボールはしっかり決める」と、第4Qだけで10得点の爆発で好敵手を振り切った。

 「優勝できたうれしさと、うまくまとめられなかった悔しさ」で稲嶺主将が泣いた。得意の速い展開に持ち込めず、自身も8得点にとどまったが「後輩たちが頑張ってくれた」と素直に感謝した。2年生主体の中で、稲嶺とともに3年生でレギュラーの東江は「自分たちが引っ張らないと。強い気持ちで戦う」とウインターカップに向けて気を引き締め直した。(當山学)

糸満「あと一歩」
 ○…準決勝で3連覇を狙う那覇に延長で競り勝ち、西原に挑んだ糸満。第1Qで9点のリードを奪ったが、逆転負けを喫した。司令塔の上原杏菜主将は「1対1なら負けない気持ちだったけど、ゾーンに変えられた。あと一歩だった」と悔やんだ。

 それでも「良いメンバーに出会えて、ライバルと良い試合ができてよかった」と振り返り、糸満から4人が出場する国体に気持ちを切り替えた。

興南 大差で連覇
厚い層 堅守速攻連発

 今夏の全国総体以降も3年生が全員残る興南が、層の厚さを見せつけた。

 第1Qで司令塔の満島光太郎が3ファウルでいったん退いた。それでも万能のエース上原大輝がボールを運び、控えの仲西智彦の速攻、2年生の町田宗之の3点弾など脇役たちももり立て、第2Q終了までに小禄に19点差をつけた。

 勢いは後半に加速。小刻みな選手交代で堅守からの速攻を連発し、ダブルスコアを超える大差をつけた。

 第3Qから復帰した満島は「迷惑を掛けている分、気合を入れた」とチーム最多の計21得点。16強だった昨冬のウインターカップではほとんどベンチだったが、今年は主役。「(準々決勝からの)メーンコートに立ちたい」と誓う。仲西は「(レギュラー)5人だけじゃ全国に太刀打ちできない。控えでも流れを作りたい」と支える心構えだ。

 昨冬は福岡第一、今夏は能代工と全国の壁を痛感した上原は「強豪との対戦は避けられないけど、8強、4強と階段を上っていきたい」と話した。

小禄最後は笑顔
 ○…162センチと小柄ながら、素早い動きでチームを引っ張った小禄の司令塔・頭山竜之介主将の3年間が終わった。「カバーに頼りすぎて自分たちのプレーができなかった。1年の時、(ウインターカップに)先輩に連れて行ってもらって、自分たちでも行きたかった」と悔やみつつ、「みんな仲が良くて3年間楽しかった」と笑顔だった。

西原3年ぶりV 男子は興南 高校バスケ



















男子決勝 興南―小禄 第3Q、ディフェンスをかわしてシュートを狙う興南の上原大輝

[沖縄タイムスより]






Posted by 沖縄ジュニア at 23:16│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。