沖縄ジュニアスポーツ試合結果

　嘉手納は九回表に２点を挙げ、６―５で八重山商工に逆転勝ち。本部は２―１で那覇商業に競り勝ち、首里は５―１で首里東を下した。秋４連覇を目指す興南は１１―０で球陽にコールド勝ち。美里工業は４―３で南部商業を退け、沖縄水産は３―２で宮古を破った。

　この日で１６強が出そろい、第７日は２６日、ベスト８を懸けた３回戦８試合が行われる。

［きのうの結果］


　▽２回戦
本　部　２―１　那覇商
首　里　５―１　首里東
美里工　４―３　南部商
嘉手納　６―５　八商工
沖　水　３―２　宮古
興　南１１―０　球陽
美　里１０―８　北中城

［ハイライト］
８点リード　最後２点差

　二回を終わって８―０と大量リードを奪った美里だったが、北中城の猛反撃に遭い、終わってみれば１０―８の辛勝。池宮城朗監督が「何が何だかよく分からない」と首をひねるシード校らしからぬ試合内容だった。

　初回に四球や敵失に４安打を絡めて大量６点を奪った美里。二回にも２点を追加し、コールド勝ちも見え始めたが、三回に北中城の反転攻勢の前に７失点するまさかの展開となった。

　それでも五回以降は北中城の２番手仲宗根亨と美里の３番手元将太〓の好投で一転、締まった試合になった。中堅の守備からマウンドに上がり、５回を１安打無失点に抑え込んだエースの元は「大量得点で守りに入ったのがいけなかった」と新たにマスターしたスプリットも織り交ぜ、攻めの投球で北中城打線を封じた。美里の４番仲宗根康二は１８２センチ、１００キロの巨漢。「コースに逆らわずに打った」と３安打３打点の活躍に表情が緩んだ。

　次戦の相手は興南。池宮城監督は「こんな試合では駄目」と強豪との一戦を前に、気合を入れ直した。（崎浜秀也）

※（注＝〓は「郎」の旧字）

[沖縄タイムスより]