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2011年10月17日

おれはジャマイカ流 ダンサー沖縄に凱旋

 宜野湾市出身のI―VAN(アイバン)さん=本名・當山勝平さん(27)=は、ジャマイカを拠点にして世界をまたに掛けるダンサーだ。現地の菓子「バナナチップス」をテーマに創作したダンスがあっという間に広まり、地域の子どもなら誰でも踊れる。1年の半分は世界ツアーに出るタフガイは、正真正銘の国際ウチナーンチュだ。(平島夏実)

おれはジャマイカ流 ダンサー沖縄に凱旋

 當山さんは20歳の時、「みんなが米国に行くなら自分はジャマイカだ」とポーク缶を持って単身移住した。乗ってきた飛行機を追うように、1週間にわたって停電と断水をもたらした巨大台風「アイバン」も到着。空港では、居合わせた見知らぬ人たちから「お前が連れてきたんだな」とジャマイカ流に歓迎された。そのことが忘れられず、以来「アイバン」と名乗っている。

 ジャマイカでは、貧民街でその日暮らしをする人々が「辺りに何かを散らかすように」踊る姿に衝撃を受けた。今まで聴くだけだったレゲエが「嘆きを歌って踊る」音楽だったと知り、ほれ込んだ。

 手ほどきをしてくれたのは30代のボーグルという男性。出会って半年後、銃で撃たれて急死してしまったが「ボーグルにダンスを習った」と話すたび周囲の目の色が変わった。彼がレゲエダンス界のスターであり、かつギャング組織のボスであったと知らされ震えた。「命懸けで踊っていたんだ…。これからは、おれがレゲエを教える」

 現地では、強盗に3回遭った。毎晩のように銃声も聞こえるが「おかげで人間的に成長する。めちゃくちゃ面白いっすよ」と物ともせずに笑い飛ばす。「沖縄が好きだから離れないっていう人がいるけど、離れてこそもっと好きになると思うんですよ」

 第5回世界のウチナーンチュ大会の音楽ステージで、本場仕込みのダンスを圧倒的な躍動感で披露した。「自分のおじい、おばあも見に来てくれたんです」と照れ笑い。「いろんなジャンルの、いろんな世代の人が楽しめる音楽をつくりたい。おじい、おばあも巻き込めるようなやつね」と目を輝かせた。[沖縄タイムスより]



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Posted by 沖縄ジュニア at 18:30│Comments(0)ジュニアスポーツ
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